EARTH の真ん中には ART がある
- Art at the center of the Earth -
私たちはアートには社会全体を創造的かつ心豊かなものにしていく力があると考えています。そしてその考えは「アートによる学び - EGAKU」を拡大推進する中で確信となりました。2007年に策定した「社会全体の創造性を開発するアートによる循環モデル」を形にすることをビジョンとし、さまざまなプロジェクトを有機的に捉え、システム的に事業を推進すること、最先端のアートによる学びを世界に発信することで、持続可能な社会創造に貢献してまいります。
代表メッセージ
アートの力を持続可能な社会創造へとつなげる
80年代を中高生として過ごした私は、激しい校内暴力や凄惨な家庭内暴力のニュースに、同世代として心を痛めていました。そして「なぜ争いはなくならないんだろう?」「人は幸せになるために生まれてきたはずなのに、なぜ自ら不幸を選択するのだろうか?」といったことをいつも悶々と考えていました。
この思春期からのモヤモヤに一筋の光を与えてくれたのが、20歳の時に出逢ったフリッチョフ・カブラ氏の著書でした。そこには物理学者の立場から医療の問題、経済モデルの限界、環境汚染問題、社会不安の原因について書かれていました。そして現代の「心の可能性に目をつむる心理的アプローチの問題」と共に、「時代はパラダイムシフト〜価値観の転換へ向かっている」という予言めいたことまでが、700ページに渡って綴られていました。
今となっては、細かい内容はすっかり忘れてしまったのですが、「これまでの古い価値観が緩やかに衰退し、新しい価値観がメジャーになっていく」という社会変容のプロセスを示したグラフを見て、20歳の私は心の底から衝撃を受けました。そしてその社会変容に貢献する仕事をし、新しい価値観の中で生きるのだと決めたのでした。
それから15年ほどは、世界をシステム的に理解したいという欲求から、心理学・社会学・宗教学・経済学など多岐に渡る書籍を読み漁りながら、自分自身の内的要因に向き合い、様々な仕事を通して社会実験を重ねていきました。しかし、社会の変容の兆しは全く感じられないばかりか、湾岸戦争、バブル崩壊、サリン事件と、「経済」も「人の心」もますます混迷していく社会の中で、私自身も出口の見えない状態に鬱々としていました。21世紀にはやってくると信じていたパラダイムシフトは、訪れる気配すらありませんでした。
そのような中で、救いとなったのが些細なことがきっかけではじめた絵を描くという行為でした。当然絵を描くことが問題解決につながると考えた訳ではなく、ただ自分で自分を大切にするために必要な時間となりました。そしてその時に描いた作品が友人の目に留まり、小さな展覧会をしたことがきっかけで、後にホワイトシップを共に創業することなる谷澤邦彦と出逢うことになります。
谷澤と出逢ってすぐに衝撃を受けたのが、ものすごいスピードでコンセプトからアイディアを生み、そのアイディアを具体的な形にしていく姿でした。「考えていることを目に見える形にする」という創造ークリエーションという行為が、これまで感じてきたすべての課題の解決につながるのだと感覚的に理解しました。ホワイトシップを創業してからも、谷澤から湧き続けるアイディアとそれを形にするクリエイティビティ、その根底に流れる哲学と多才な表現活動に驚かされ続けました。そして谷澤のアーティストとしての才能と哲学が、持続可能な社会変容のプロセスに大きく貢献できるのではないかという直感は、事業を推進する中で確信となっていきました。
これが私としての創業ストーリーです。
現在、私たちの事業の柱になっている「アートの実践による学び-EGAKU ®」を核としたプログラムは、 企業から学校まで延べ3万人が受講しています。企業向けには、不確実性の高い時代にますます必要とされる「人の思考とマインドに働きかけるOSアップグレード型のリスキリング」として、組織課題に応じて効果的に提供しています。
また分社化した非営利組織である 一般社団法人ELAB(イーラボ)では、日本の教育を創造的な学びにアップグレードすることを目的に、教育学者や教員と共にEGAKUメソッドを活用することで「子どもから大学生まで発達段階にあわせた創造的学びの普及」と「創造的学びのための教員研修」が広がっています。
2001年の創業から20年以上となり、アートの力で社会課題を解決していくという無謀とも思える事業は大きく成長しています。これはたくさんの志高い仲間との出逢いなくしては成立しないものでした。心からの感謝を申し上げます。
次の10年は、2050年をターゲットに、最先端のテクノロジーを取り入れることで拡大し、心豊かで持続可能な世界の創造に貢献して参ります。志高い仲間のみなさま、そしてこれから出会う仲間のみなさま、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
アーティストメッセージ
現在に至るまで、ある時は時代に先駆け、ある時は時代の流れに翻弄されながらも、それぞれの時代に様々なアーティストが生き、様々なアートを生み続けて来ました。 また、数万年以上も前の「描く」から始まったこれらのアートは、表現方法の多様化をしつつも、今までに一度も歴史から消えたことはありません。
これは、アーティストやごく限られた人々の間だけで存在する特別なものと思われがちなアートが、実は人類の欲求や進化に深く関与し、社会全体に影響を及ぼす重要な役割を保有しているということを暗に物語っています。
アートの役割とは何なのか?
そもそもアートとはいったい何なのか?
この疑問の答えを自ら見つけるべく、私は長谷部貴美とホワイトシップを設立しました。それは、「アートが社会に貢献できること」を探求することであり、「新たなアートのかたち」を社会というキャンバスに表現するための私のアート活動でもあります。
世界においてさまざまな社会問題が山積している今日、その解決に、あるいは解決を見出すプロセスにおいてアートが果たす役割も、決して少なくありません。民族や国を越えたボーダレスなコミュニケーションツールとしての役割もより増すでしょう。私たちのアート活動が、ひいてはこれからのアートが未来の心豊かな社会創造に貢献できることを私は信じ、願っています。
事業内容
アートマネジメント事業
ラーニング事業
組織開発コンサルティング事業
経営チーム
長谷部 貴美 –Kimi HASEBE-
代表取締役|共同創業者
20代から社会起業家を目指し、2001年アーティスト谷澤邦彦と共にホワイトシップを創業。アーティストと共にアートによる学びのプログラム「EGAKU®️」を開発。EGAKUを活用したコミュニケーションデザインによる組織開発コンサルティング事業及び、経営者・管理職・次世代リーダー向けの創造性開発研修事業を立ち上げ、現在大手企業中心に200社以上の導入実績を持つ。一方で一般社団法人ELABを通して学校教育への協力にも力を入れている。書籍『次世代が「自分を生きる」ためのアートの実践 EGAKU』(ナカニシヤ出版)編著/『社会性と情動の学習- SELと非認知スキルで未来を拓く教育』(東信堂)分担執筆
東京に生まれる。
谷澤 邦彦 –Kunihiko YAZAWA-
アーティスト|取締役|共同創業者
東京をベースとして活動しているアーティスト。文化服装学院を卒業後、同校の教師 (1985~1990年)として指導に当たる。国内での数々のファッションデザイン・コンテストで受賞。インターナショナル・テキスタイルデザイン・コンテストグランプリを受賞。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科の非常勤講師(1989~2006年) 1994年よりアート活動を開始。2001年長谷部とともにホワイトシップを創業。アートによる学びのプログラム「EGAKU®️」を開発。EGAKU通常の作品制作のほか、さまざまなアートプロジェクトを立ち上げ実施する。2022年にこれまでの作品をすべて収めた画集「KUNIHIKO YAZAWA Complete Works 1994-2021」を出版。
中村 綾子 –Ryoko Maria NAKAMURA-
チーフグローバルラーニング&ストラテジーオフィサー
ロンドンに生まれる。オックスフォード大学哲学・政治学・経済学、コロンビア大学国際公共政策大学院(School of International and Public Affairs)卒業。大学卒業後ゴールドマン・サックス証券会社(Principal Strategies)に入社。TPG Axonキャピタル(ニューヨーク・ロンドン)、ドイチェ・アセット・マネジメント(香港)を経て、2013年よりホワイトシップへ参画。
ホワイトシップにおいてはグローバルプロジェクト、外資系・グローバル企業向けのプログラムを担当。
石井 美沙子 –Misako ISHII-
一般社団法人ELAB 代表理事
法人企画 クリエイティブ・ラーニング・ディレクター
慶応義塾大学卒業後、コンサルティング会社にて大手企業の新事業開発やシステム開発にプロジェクト管理リーダーとして携わる。ホワイトシップと共同での人財組織開発プロジェクトに従事したことがきっかけで、アートによる学びの豊かさを実体験し2018年ホワイトシップに参画。法人向けプログラム企画設計を担うとともに、ソーシャル部門ELABにおいて学校教育向け事業開発もリードし、教育・アカデミアと企業を繋ぐ創造的学びのエコシステム構築に取り組んでいる。
書籍『次世代が「自分を生きる」ためのアートの実践 EGAKU』(ナカニシヤ出版)編著
沿革
| 2001年 |
アートを通じて心豊かな社会を創造することをミッションに アーティスト谷澤邦彦と長谷部貴美がホワイトシップを創業 |
| 2002年 |
谷澤邦彦のアートプロジェクトとして 小学生向け「EGAKU」 (当時の名称「Heart Letter」)がスタート 谷澤邦彦のアートプロジェクトとして 「Vision Art」がスタート |
| 2006年 | 東京都港区赤坂へ移転 オフィス & 檜坂スタジオ開設 |
| 2007年 |
ビジネスパーソン向けEGAKUオープン開催スタート EGAKU を活用した企業研修スタート |
| 2009年 | EGAKUを核とした組織開発コンサルティングスタート |
| 2011年 |
ホワイトシップのソーシャル活動部門として、一般社団法人ELABの前身となるNPO法人インスティテュート・オブ・コミュニケーション・アート(IOCA) 設立 東北大震災の復興支援プロジェクト「Art for Wish」実施 |
| 2013年 | 港区元赤坂へ移転 オフィス & 9201 Gallery 開設 |
| 2016年 | 谷澤邦彦アトリエ開設 |
| 2019年 |
社会活動にも力を入れるべくNPO法人IOCAを一般社団法人ELABへと法人格変更・事業モデル見直し |
| 2020年 |
一般社団法人ELABが、三菱みらい育成財団の3か年助成事業に採択 オンラインによるEGAKUオープン開催スタート |
| 2021年 |
EGAKU延べ受講者数2万人突破 ホワイトシップ20周年記念 展覧会「画 - KUNIHIKO YAZAWA Elements」展 開催 EGAKUを持続可能とするためにオリジナルパステルを日本理化学工業と共同開発 オンラインによるEGAKUグローバルセッション・オープン開催スタート |
| 2023年 |
一般社団法人ELABが、グッドプラクティスとして三菱みらい育成財団より3年間の助成延長 ホワイトシップ20周年事業 「KUNIHIKO YAZAWA Complete Works 1993-2021 Project」として谷澤邦彦初の画集出版 |
| 2024年 |
OECD本部(フランス・パリ)の教育・スキル局(Directorate for Education and Skills)において「学校での創造性と同様に、職場での創造性も大事である」という考えのもと、EGAKUを採用 |
| 2025年 |
一般社団法人ELABの代表理事を谷澤邦彦から石井美沙子へバトンを渡す 一般社団法人ELABが、サントリー「君は未知数」基金の助成事業に採択 一般社団法人ELABが、Soil財団×神戸市の助成金事業に採択 一般社団法人ELABより書籍「次世代が『自分を生きる』ためのアートの実践 EGAKU」が刊行 |
| 2026年 |
書籍「社会性と情動の学習- SELと非認知スキルで未来を拓く教育」 において代表の長谷部が第7章「AI 時代に求められるビジネスに おけるSEL」の執筆を担当。 |
会社概要
| 会社名 | 株式会社ホワイトシップ |
| 英文社名 | White Ship, Inc. |
| 所在地 | 〒107-0051 東京都港区元赤坂1-7-17 テラサワビル6F |
| 創業年月日 | 2001年1月1日 |
| 関連組織 | 一般社団法人ELAB(2011年分社化) |
| 関連サイト | KUNIHIKO YAZAWA >> 一般社団法人ELAB >> |
| プレス・講演依頼お問い合わせ | お問い合わせフォーム >> |
アクセス
株式会社ホワイトシップ
-Office & 9201 Gallery-
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